(画像出典:houzz/乾徳の家)
賃貸住宅、マンション、戸建て住宅の玄関の広さの標準
賃貸住宅ではスペースが制限されているので、玄関の広さは1畳が多く、一般的なマンションでは2畳タイプが多いようです。
これらに比べ、戸建て住宅に適した玄関の広さは3畳(ホール、土間、収納にそれぞれ1畳)と言われています。
そして、4畳になると玄関としては広く感じるようになるとのことです。
(出典:LIFE DESIGN Lab、AERASグループ)
以前住んでいたマンションの玄関の広さは2畳だった
上の図は、以前私たちが住んでいたタウンハウス型マンションの1階部分の間取り図です。
売却する時にSUUMOに掲載されていた図です。
手元に寸法の書かれた図面が残っていないので、この図を借りました。
寸法が記載されていないので正確な広さはわかりませんが、洋室の8畳と比較すると2畳よりちょっと広いくらいだと思います。
マンションとして標準的な広さです。
上の写真はピンボケですが、売却時にSUUMOに掲載した玄関の写真です。
退去後の写真です。
夫婦2人、または子どもが1人(3人家族)の時はこの広さで充分だったのですが、わが家はその後子どもが増えて5人家族になったため手狭になりました。
この倍=4畳くらいの広さが欲しいと常々思っていました。
玄関の広さの比較(戸建ての場合)
(画像出典:Panasonic 住まいの設備と建材/間取りづくりの手引き 玄関ホール・階段より抜粋改変)
左上の3畳タイプが標準と言われる広さです。(横×縦=1間×1間半)
これの縦幅を2間に延ばして4畳とした場合、右上のようになりますが、奥行きはあるものの、あまり広い感じがしません。
4畳より少し狭くなりますが、3畳タイプの縦幅を1間半のままに横幅を1と4分の1間に延ばした左中の3.76畳の方が広く感じます。
これの横幅をさらに延ばして1間半にすると左下の4畳半となり、かなり広く感じます。
右下の6畳が広いのは当たり前ですね。
こうしてみると、玄関は横幅を長く取った方が玄関が広く見えることがわかります。
実例:我が家の玄関(図面)
それではここで我が家の図面を公開します。
これがわが家の図面(1階玄関付近の抜粋、一部修正あり)です。
ちょっとわかりづらいので、玄関だけ線で囲んだものを示します。
ちょっといびつな形をしていますが、赤枠で囲んだ部分が玄関のスペースになります。
青線は上がり框、薄黄色に着色した部分がホール、無着色部分が土間です。
ホール部分の広さは約5畳、シューズクロークを含む土間部分は約4畳(収納スペースを除く)です。
合わせて約9畳の広大な玄関となりました(^^;
広い玄関のメリット・デメリット
広い玄関のメリット
我が家は5人家族ですが、マンション時代は脱いだ靴などを脱ぎっぱなしにしておくと、あっという間に土間が埋め尽くされていました。
今の広い玄関では一人2足ずつ脱ぎっぱなしにしても余裕です(^^;
(ただし、通常は散乱する前に片づけています。)
また家族でお出かけから帰って来た時など、マンションの場合は玄関で大渋滞が発生しますが、広い玄関では5人一斉に入ることができるので、これまた余裕です。
雨の日には濡れた傘を数本開いたまま土間に置いて乾かすこともできるし、冬はスキー用品を人数分土間に広げ乾かすことができます。
何より、玄関が広いというだけで家が豪華に見えます。
広い玄関のデメリット
広いだけあって掃除が大変です(^^;
大変と言ってもたかが知れてますが…。
建築可能な延床面積に限りがある場合は、玄関を広くすると他の部屋を狭くする必要があります。
反対に他の部屋の広さはそのままに玄関を広くすると、延床面積が増えて建築費用がかさみます。
予算や延床面積が限られている場合は、玄関をあまり広くすることはできません。
ただ、標準と言われている3畳よりは横幅を拡げた3.76畳、可能であれば4.5畳にしたいところです。
風水で見る玄関
私が参考にしている住宅風水の本です。
この中の玄関の項にはこう書いてあります。
玄関の正しいあり方
①玄関は清潔か汚いかが最も大切です。玄関の面積の大小は、さして問題ではありません。
②③④略
…はい、論破されました!(^^;
でもやっぱり玄関は広い方がいいですよね。
(※玄関に限らず、風水については今後随時引用して行きたいと思います。)
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