旗竿地を選んだのは失敗だったのか?後悔は?

01.土地・ハウスメーカー

(画像出典:東建コーポレーション株式会社/旗竿地で有効な土地活用方法

我が家は旗竿地

迷走の末に手に入れた我が家の土地(土地A)は「旗竿地」です。

これは我が家の土地の図面です。
(実際に不動産広告に出ていたものの抜粋です。)
(古屋の解体とゴミの撤去費用は売り主側負担で、決済前に更地にしてもらいました。)

広さは543.02㎡(164.26坪)あって結構広いです。
広いだけあって価格の絶対値は高く、前述のように当初は予算オーバーでした。

坪単価は周辺相場(整形地)の半分

しかし、価格は高くても坪単価は周辺の相場の半分くらいでした。
あまりにも坪単価が安いので、不動産業者に「事故物件ではないのか?」と問い合わせをしたほどです(^^;
不動産業者からの回答は、安い理由は事故物件だからではなく旗竿地だからということでした。
(当時は土地や不動産についての知識がほとんどありませんでした。)

この土地のある地域は高級住宅街というほどではありませんが、素性のよい人たちが住む地域で、土地の価格が比較的高いところです。


(写真はイメージです。)
(画像出典:ユーセイ/私たちが目指す住まい作り>美しい街並み

私たちが購入した土地と同じ面積の整形地を購入しようとすると、それだけで予算の全部がなくなってしまうくらいです。
したがって、この地域で整形地で予算内に収めるとすれば、この半分以下の面積でなければなりませんでした。

旗竿地のメリット

旗竿地のメリットは、よく言われているように、

1.同じ面積の整形地と比べて土地の価格が安い

2.同じく固定資産税が安い

3.道路から離れているので静かでプライバシーが保てる

などが挙げられます。

旗竿地のデメリット

逆にデメリットは、これもよく言われているように、

1.家が奥まったところにあるので出入りしにくい

2.車が駐車しにくい

3.建物に囲まれているため日当たりと風通しが悪い

4.道路から離れているので、インフラ(水道・下水・電気)のコストが余計にお金がかかる

などが挙げられます。

我が家は旗竿地のデメリットがほとんどない

上記デメリットの1と2についてですが、わが家の物件は旗竿の「竿」(通路)の幅が約5.5mもあり、面する道路とほぼ同じ幅です。
ほとんど道路と変わらないため、車の出し入れは楽勝です。
また、「竿」の長さは10m以上あり、お客さんの車が2台停められて便利です。

確かに家は面する道路から15mくらい奥にあって遠いですが、通路が広いため出入りしにくいということはありません。

デメリット3については、土地面積が広いので隣家との間はスカスカです。
ただ、東西に長く南北に短い土地なので、建物の形状や位置によっては日当たりが悪くなる場合があります。

デメリット4については、こればかりは致し方ありません。
我が家では電気や通信のケーブル(電線)を家まで引くのに、敷地内に電柱を1本建てています。
また、水道はさておき、下水管の公共桝までの距離が長いため、詰まりやすいと言われています。


(写真はイメージです。)

神社の参道に隣接している

上記のように若干のデメリットはありますが、実はわが家の土地の一番の売りは、敷地の一辺が神社の参道に面しているということです。
同じ学区であることと、このような周辺環境があることがこの土地を選んだ最大の決め手でした。


(写真はイメージです。)

道路から離れており、敷地の一辺が参道に面していることで、非常に静かな上に緑豊かでとても落ち着いた環境です。

この土地に決めてよかった

土地を選定する際、不動産の専門家ではないのですが、土地の鑑定をやっていて、その他にも日常いろいろとアドバイスを頂いている方から、「この土地はとても良い」「パワーを感じる」「四季を通じて住みやすい」「近隣住民の質が良い」「多少出費はかさんでも絶対に手に入れるべき」と助言をいただきました。

助言どおり手に入れましたが、本当に周辺環境がよくて住みやすく、隣人もいい人ばかりでした。

後の方で詳しく書こうと思っていることですが、いくつかの欠点はあるものの、総合的に考えて、この土地を選んだことは正解で、全く後悔していません。
本当によかったと思っています。

次の記事から建物・設備について実例を提示します

土地についてはひとまずこれで終了し、次の記事からいよいよ建物や設備について失敗と成功の実例を提示して考察して行きたいと思います。

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